地元氷見日記でも。
PCが壊れる前に、ブログペットのグループのほうから数人のゲスト様がコメントを残してくれました。んーで、俺も遊びに行ったわけです。
んで、
FORTUNEさんのところでの
やり取り後にPCが壊れたわけです。
そのときの話題だったいわゆるあら汁?のことをちょっと。
氷見の漁師たちは、大漁鍋、と言うものをよく食べたそうです。
朝取れた魚をぶつ切りにし、塩水で洗い、大きな鍋にぶち込んで味噌汁を作り、そのまま沖で丸弁当(形的には
秋田産曲げわっぱの様な形の、どんぶりが丸ごと入るくらいの大きさの弁当箱です。中で2段になってて、上にいっぱいご飯を、下の段にはどんぶりを入れてます)に持ってきた大盛りご飯と一緒に食べたそうです。
え?なんで”そうです”、とか知らないみたいな書き方してるのか?ですか?。うちらの網では一年に一度くらいしか鍋しないんですよ(笑)。隣の船は大敷(網の規模の違いです。小さいほうから順に、小網、大謀、大敷、となります)なので、毎日作ってますけど。
んで、一緒に刺身も食べるんですよね。その残った部分も当然のように鍋に入れます。いわゆるあら汁ですね。俺らのほうではかぶす汁、といいます。
で、いつもそういうの食べてるわけですよ、職場で。結構な量を作ったそうなんですよ、昔は。機械も無かったから人も多かったですし。
ま、当然残りますよね(笑)。毎日食ってるわけだしね(笑)。それをみんな丸弁当の中に入れて持って帰ってきて、それでまた夜味噌汁を作ったそうなんです。
それの名残か、うちらの辺ではよく魚の味噌汁を作ります。大体は近所の漁師さんから貰った”かぶす”(もしくは”かぶし”といい、朝取れた魚をみんなで分けあったもの)や、魚屋さんで買ってきた魚で作ります。
俺んちも父親が現役漁師だった高校生の頃までは毎日魚食ってましたし、今もしょっちゅう食べてます。
とは言え、うちらの網は大謀。大敷と違い魚の漁(=量)が違います。毎日魚がもらえないこともあります。
ので、朝漁だけで終わったときに番屋で刺身をみんなで食べるわけなんですけど、俺は一応板長なので刺身を作るのは俺の役目なので、役得としてその残りを家に持ち帰って味噌汁を作ります(あーコレが書きたかっただけだったんだけど、思ったより長くなっちゃったな(笑))。
まず、本日のお刺身です。ハマチ。こっちではふくらぎと呼びます。
写真に写ってるタバコは10cmです。大きさの参考までに。
刺身後(その写真を撮るのを忘れてました)、残りをばらばらに。上の写真では1本しかないですけど、2本作ってます。カマの部分とトロの部分は激ウマです。左上の頭は食べやすく2つに切り分けてあります。そのお隣は腸の部分。意外と美味い。右下の頭は結局捨てちゃった(笑)。
で、完成。すげー省いてますけど(笑)。
皿はこの辺では一般的な魚の味噌汁用。平べったいのは魚を食べるためですね。頭とトロと腸の部分です。コレの上に軽くねぎ振って食べます。
美味そうでしょ?でもね、いつも食ってりゃ・・・(笑)。
味噌汁と一緒に食べたのはコレ。スズメダイのみそ焼きです。
ホイルにくるまないと焼けません(笑)。ちょっと酒入れすぎて蒸し焼きみたいになっちゃいましたが(笑)、美味かったです。子持ちの時期じゃないと美味くないです。
超おまけ。
シュモクザメの子供です。子供がいるって事は・・・。しかも結構産むんですよね、奴。当然お金にはなりませんし、食う気もおこりません(笑)。じゃあまな板の上で撮るな!って?まったくだ(笑)。
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